2022年4月7日、8日の2日間で、横浜キャンパスにおいてフレッシャーズキャンプが行われた。このイベントは入学して間もない新入生を対象に、いち早く学生生活に馴染めるよう毎年開催されている。例年このイベントは宿泊行事であったが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、Zoomを用いたオンライン形式で開かれた。新1年生が充実した学生生活を送る基盤作りを目的としており、ホームページやオープンキャンパスだけでは分からない、東京都市大学の魅力を伝えた。特にゲーム企画や課外活動団体の紹介は、先輩とのコミュニケーションを図る貴重な機会であった。今回はこのフレッシャーズキャンプを主催した、学生団体連合会横浜分室分室長、江原繁光さんに話を伺った。
今年度のフレッシャーズキャンプについて江原さんは、「とにかく人数不足と前例がないという問題に悩まされた。特に学生企画は、例年学科学生会主体でゲームを行うものであるが、人数不足により主催が困難と考え、横浜分室が受け持った。しかし横浜分室にも十分に人員がいるわけではなく、数多くの他団体に手伝ってもらう形となり、連携不足などで迷惑をかけてしまう場面もあった」と苦労を語った。
また、課外活動団体の紹介について、「ここ数年コロナ禍で思うように活動が出来ず、人数不足に苦しむ団体がほとんどであった。これは横浜分室も例外ではなく、だからこそ『何かしたい!』という思いが募り、うずうずしていた。このフレッシャーズキャンプを通して、環境によって埋もれていた魅力的な団体たちがその存在を存分に伝えることができたと思う。自分たちにとってそのことが何よりも幸せなこと。ただ今回紹介できた団体は一部に過ぎず、大学には他にも個性ある団体が存在する。1年生の皆さんには、是非他団体も探してみて欲しい」と課外活動に対しての意欲的な姿勢を促した。
最後に、「当日もトラブルが多発してしまったが、多くの団体、関係者のご尽力のおかげで最後までやりきることが出来た。企画を通して、新1年生同士の交流、そして、先輩との交流ができたと思う。新1年生の充実した学生生活の基盤となっていれば嬉しい。今後も横浜分室の目的である、学生のサポート並びに、課外活動団体のサポートをするために、新たに参加してくれる1年生たちと共に東京都市大学を活気づけていきたいと思う」と協力団体への感謝と、今後について明るく語った。
東京都市大学では4月の授業から可能な限り対面型の形式となり、生徒同士顔を合わせる機会が増えるであろう。大学での学生生活の中で、課外活動団体に所属するという選択は、今後の人生においても重要な経験であると思う。新入生の皆さん、また、まだ所属していない2年生以上の皆さんには、学生生活を充実させる目的での課外活動という選択肢を増やしてみてほしい。