2022年オープンキャンパス 多種多様な学部の魅力を伝える!

2022年オープンキャンパス 多種多様な学部の魅力を伝える!

 2022年8月7日、8日の2日間で、約3年ぶりに対面でのオープンキャンパスが開催された。来年度に入学が期待される学生に向けて様々なブースや説明会が開かれ、来校した人々は皆、熱心に話を聞き胸を躍らせていた。また自分たちがやってきた研究を実際に披露できるということで、学生にとっても良い機会となった様子だ。

 機械工学科では、内燃機関工学研究室の学生たちだけで作成されたというフォーミュラカーが展示されていた。このフォーミュラカーは、様々な学生が集まる「学生フォーミュラ日本大会」のために制作されたものであり、現在はこの車とは別に9月の大会に向けて新しいフォーミュラカーを作っているとのことである。これらの活動は世界からも注目されており、現在もSUZUKIやHONDAといった様々な企業から支援されている。

 医用工学科の臨床機械工学研究室ではキャンパスツアーを開催した。この研究室では医療の最先端技術の研究がされており、人工臓器や手術ロボット、電動車椅子などの研究を行っている。また本格的な手術の疑似実習も行っており、参加した高校生に医療専用機器の説明、体験会を実施した。高校生たちは学生たちの話を熱心に聞いていた。より具体的な大学での学びに触れ、高校生やまたその保護者も楽しんでいた。

 7号館では児童学科の授業で使用されている教材をもとに、学科についての説明を行った。普段保育や教育の実習が行われている教室を使用することで、学科での研究内容について肌身で感じることができた。各教室には子供の遊び道具や子育ての実習・研究において実際に使用されてている手作りおもちゃ、赤ちゃんの人形などが設置されてあり、ツアーに参加した高校生は笑顔を浮かべながら教材に触れていた。その他にも子育て支援センター「ぴっぴ」の見学をすることができた。「ぴっぴ」とは、5号館内にある子どもと児童学科の学生がふれあう空間であり、学生も実習に訪れる場所だ。施設内は子どもと保護者が寛げる落ち着いた空間で、子どもが安全に楽しめる環境が整えられていた。参加者は、学内にこのような子育て支援施設があることに驚いている様子だった。

人, 屋内, 立つ, 建物 が含まれている画像

自動的に生成された説明

屋内, 天井, テーブル, 部屋 が含まれている画像

自動的に生成された説明

 また、児童学科の卒業生による海外研修の説明会も開催された。説明会では、オーストラリアとニュージーランドの2つのコースの紹介や、それぞれのコースの特徴と現地の保育を学ぶことの楽しさ、保育士という仕事について語った。学生は最後に保育士という仕事について「子供の成長を見届けられる、一緒に成長していける、人に感謝されることが魅力である。人と人との関わりが大事な保育士という職業はAIに取って変わることの出来ないものだ」と語った。将来保育士に求められるスキルについては、「子供の主体性を伸ばしていける保育士が生き残る。大学で4年間勉強しても足りないぐらい勉強して、この分野の一端を担っていく人物になってくれたらいいな」とエールを送った。

 3年ぶりに対面での開催となった今回のオープンキャンパスは、多種多様な学科が自分達の強みや特徴を最大限アピールしており、その中には東京都市大学の学生である我々すら知らなかった本学の魅力も存在した。またオンライン開催では分からなかった部分もあり、本イベントでは対面開催の利点を存分に生かせる事が出来たと考える。今回のオープンキャンパスに参加した高校生が来年度、本学に入学してくれることを期待している。

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