2022年9月15日、東京都市大学で初となるイベント「スポットライト」が開催された。東京都市大学同好会連合本部によって企画、運営が行われたこのイベントは、学内生限定の参加で横浜キャンパスにて対面で行われた。
このイベントは課外活動のなかの「創作」という側面に「スポットライト」をあて、課外活動団体に企画を立案、出展してもらうことで、団体交流や学生間の交流の促進を目的としている。今年のテーマは「想咲(そうさく)」で、コロナ禍でやりたくてもできなかったことを想う団体がスポットライトを浴び、今まで積み上げてきた日々の活動が花のように咲いてほしいという思いからテーマを決定した。
スポットライトのメインイベントの1つ、「CU(クリエイターズユニオン)のイメージキャラクターを決めよう!」では、デジタルコンテンツ、Arte、まに、♯♯、CTRLの5団体が参加し、投票によってCTRLの案「創作ちゃん」が採用された。このキャラクター案にはCUに所属する団体の名前がグラデーションで入っている。いずれも作者の思いが込められた個性豊かなキャラクターのプレゼンが行われ、会場は大盛況であった。
Digiconnect-The party of Digicon DJsでは、デジタルコンテンツ研究会と放送会による合同企画としてDJたちによるパフォーマンスが繰り広げられた。 演奏は既存の曲を用いてアレンジしたものと、楽曲からオリジナルのものがあった。普段の活動ではこのような演奏は行っておらず、初めての試みであり難しかったとのことだ。青と白のデジコンカラーのペンライトに照らされ、会場は大盛況であった。
その他、Stack Sounds Orchestraによる演奏や、バンドフェスティバルのYouTube放映が行われた。ブースコーナーでは各団体の展示が行われ、日々の活動の成果を見ることができ、充実感のある内容だった。
閉会式で学生団体連合会長の萩原氏は「オンラインで活動してきた成果が如実に表れている。この企画は文化系サークルが輝く場所であり、学科研の成果発表も出来るとさらに盛り上がるのではないか。来年以降も、このイベントを通して多くの学生が日頃の活動を発表する機会にしていきたい」と語った。
最後にこのイベントを企画した同好会連合本部の川原氏にインタビューを行った。スポットライトの開催に関して「世田谷キャンパスでは7号館が新設され盛り上がっているため、横浜キャンパスにも何かイベントを興したかった」と語った。また「実績がないため、資金面の問題もあり当初の構想より規模が小さくなってしまった。今回参加してくれた団体を大切にしていきたい。また、今年はバンドフェスティバルの同時開催が叶わなかった。広報に苦労したことなど、今回の改善点を活かし来年に繋げていきたい」と、今年度の反省点をもとに次年度以降への抱負を述べた。
初開催となった「スポットライト」のおかげで、コロナ禍で暗い雰囲気になっていたキャンパスの活気は取り戻されたように感じた。また団体同士、学生同士の交流を深める良い機会にもなったので、来年以降も開催されることを願う。