2024年3月19日、東京都市大学世田谷キャンパスにて、2023年度学位授与式が挙行された。多くの人で賑わった世田谷キャンパスは、卒業生の門出を祝う晴天に恵まれた。
式では、2024年1月から東京都市大学の新学長となった野城智也氏が卒業生を勇気づけるメッセージを送った。同氏は、「これから皆さんが旅立つ世界には、SDGsを代表とする世界的規模の課題、急激な少子高齢化による課題に加え、皆さんが進む事業や分野の課題があります。問題を解決するには、大学で得た知識と思考を駆使し、自分で状況を判断して対応していくしかないのです。しかし、失敗をしても前を向いて成長してください。これからの時代は皆さんが牽引していく時代であります。広い世界で存分に活躍し、結果として 『東京都市大学』という母校の名前を高めてくれることを期待しています」と述べた。
また、東京都市大学校友会の会長である松村慶一氏は社会生活を控える卒業生に向けて、2つの願いと称し道を示した。多様性へ対応出来るような学び続ける姿勢を持つこと、人との出会いを大切にすることである。「社会人になるにあたって2つお願いをしたい。その1つは、ダイバーシティーすなわち多様性への対応、リスキリングすなわち学びなおしです。そして 2 つ目は「出会いを大事にしてください」です。「社会人として、個々に必要なスキル、求められるスキルを探求し、獲得し続けてください。自ら決めて取り組んだ先に、皆さんの心の豊かさ、生活の豊かさ、人生の豊かさ、そして社会の豊かさを導くことができると信じます」と述べ、卒業生への祝辞を締めくくった。他にも、来賓の方のお言葉や、在校生代表の方のお言葉があり、多くの方が卒業を締生の門出を祝った。
式典は、吹奏楽団の伴奏とアカペラサークルGroove、学生団体連合会学生の斉唱による校歌演奏、学生旗継承、学園歌演奏をもって終了した。