HELIOS 対学芸大学戦、強豪に挑む 

HELIOS 対学芸大学戦、強豪に挑む 

 2024年11月30日駒沢オリンピック公園総合運動場第二競技場にて、東京都市大学アメリカンフットボール部HELIOSの試合が行われた。夕方開催のこの試合は肌寒い中でのゲームとなった。3部リーグBブロックの第5試合で、東京都市大学はここまで2勝2敗の中、対戦相手はこのブロックの優勝候補で現在4連勝中の東京学芸大学である。序盤から正確なパスを軸にリードを奪う相手に対し、なかなか上手く戦略がはまらない。次第にミスが目立ちはじめ、前半終了時点では0-13と苦戦を強いられていた。それでも後半早々、ロングパスが見事に決まり6点を返し流れを一気に引き寄せ、12-20とここまで全勝してきた相手に喰らいつく。しかし、優勝候補チームとの実力差は大きく、完成された相手のプレーが勝り、12-34で敗北を喫した。

 試合後のインタビュー

監督 中村崇人さん

Q.試合を終えての率直な感想をお聞かせください。

A.全力を出し切ったと思います。元々対戦相手は優勝候補で全然格上だと分かっていました。それでも根性論ではないですが、そこの部分では絶対に負けてはいけないよと選手に伝えていました。前半やられてしまいましたが、後半盛り返しを見せられてできるプレーをよくやってくれたと思っています。

Q.試合の勝敗を分けた部分はどこにあったと思いますか。

A.相手の完成度、決めるところに決める力ですね。こちらも色々準備してきましたが、要所でミスや反則があった部分の差は大きかったのかなと思います。このチームもこういった相手に勝てるようにならなきゃいけないですし、それを体感できたことは大きかったと思います。

Q.その中でも得られた収穫を教えてください。

A.今日はディフェンス含め1年生を多く起用し、やられてしまった部分もあった中で彼らが精一杯プレー出来ていたことはとても良かったと思います。

Q.次がいよいよ最終戦となります。意気込みをお願い致します。

今これで2勝3敗となり、ここでイーブンに戻せるかは大きいと思います。最終戦も今日と同様にスタンド付きの会場で行われ、昼間の開催であることから、学校の関係者の方が沢山来てくださると思うので、いい試合を観てもらえるように頑張っていきたいと思います。

1年生ながら活躍を見せた近藤優樹さん

Q.試合を終えての率直な感想をお聞かせください。

A.先輩方から学芸大学さんは強いと聞いていた中で、そのような相手と戦えることは嬉しいですし、実際自分が点を取ることも出来て、自分たちの強みを出せたのではないかと思います。

Q.今回の試合に向けてチームとしてどのような作戦を立てましたか。

A.今回はパスを多めにして、前回の東洋大学との試合の反省を活かしながらも、次戦も踏まえた上での過程となる試合だったと思います。

Q.試合を終えた上での対戦相手の印象を教えてください。

A.聞いてた通り強いなと思いました。プレーの強度も全然違ったので、まだ1年生なので来年以降にも向けて強くなっていきたいと思います。

Q.次がいよいよ最終戦ですが、本日来てくださったOBの方々や保護者の皆さんに向けて意気込みをお願い致します。

A.最終戦ということもあって多くの方が応援してくださる中で、自分たちの集大成を見せないといけないなと思います。また、4年生と一緒にプレーできるのも最後なので頑張っていきたいと思います。

 今回はアメリカンフットボール部のマネージャーの皆さんにお話を伺ったので紹介する。

 普段の仕事は、練習や試合中の準備や時間管理、気温に応じた水分の準備を行い、選手へ出すこと。試合以外ではSNSやホームページの更新作業、OBや外部の医者との連絡、怪我人の状態確認や声掛けを行っている。学年によって大きく仕事内容が変わるわけではないが、1、2年生ができる限り仕事を行えるようにして、3、4年生が次の1、2年生に引き継ぎを行うことを意識している。アメリカンフットボールの試合は時間との勝負と言われるくらい時間管理がとても大事で、マネージャーの皆さんがいないと試合は成立しないほどだ。マネージャーの皆さんがいることで円滑な練習や試合が実現している。

 

 マネージャーへのインタビュー

3年生 高瀬美咲さん

Q.マネージャーのやりがいはなんでしょうか。

A.練習からずっと選手を見ているので、試合で選手が活躍している姿を見るとサポートして良かったなと思います。

Q.マネージャーとしてどのように選手を支えていきたいですか。

A.選手がより円滑に活動を進められること、どうしたらよりよく過ごせるかを日々考えて支えていけたらなと思います。

Q.最後に都市大生の皆さんに向けてメッセージをお願いします。

A.体育会系の部活がそんなにない中で、アメフト部に入っていただけたら4年間充実すると思います。1、2年生の皆さんも今からでも全然遅くないので、是非お待ちしております!

4年生 中村木奈さん

Q.マネージャーをやっててよかったと思うのはどんな時ですか。

A.試合中にプレーを見て興奮しているときです。自分が実際プレーしていなくても勝ち負けがありますし、それをスタンド席からじゃなくて目の前の高さで見ることができるのもマネージャーの特権かなと思います。

Q.マネージャーの皆さんは選手にとってどのような存在になりたいですか。

A.なんでも言える存在だったら良いかなと思います。困ったことや不安、選手同士で競争、ライバル意識があるため言いづらいことを私たちにこぼしてくれたら身体的なケアだけでなく、メンタル面でも支えられたらいいのかなと思います。

Q.マネージャーの皆さんの中で気を付けている事、努力されていることはありますか。

A.コロナ禍での入部で最初は人数も少なかったが、段々人数も増えてきた中でうまくいかないことも増えてきました。その中でマネージャーが最初に暗い顔をしないこと。マネージャーから雰囲気を明るくしていくことを意識しています。

Q.最後に都市大の学生の皆さんにメッセージをお願いします。

まずは是非一回来てみてください!

 選手たちが躍動している裏にはマネージャーの皆さんの日々の努力が隠されていた。

選手マネージャー含めてのワンチーム。今後の選手の活躍だけでなく、マネージャーの皆さんの活躍にも期待していきたい。

 いよいよ次戦は12月14日に調布にあるアミノバイタルフィールドで開催される、東京都立大学との最終戦だ。ここで勝利を収め、是非今シーズンの最後を有終の美で飾っていただきたい。アメフト部の集大成に乞うご期待。

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