世代を越えて多くの交流を 校友会川崎支部総会中間総会

世代を越えて多くの交流を 校友会川崎支部総会中間総会

 


中間総会

 2024年10月19日、世田谷キャンパスにて校友会川崎支部中間総会が開催された。総会は山岸支部長と皆川会長の挨拶から始まり、川崎支部所属となる学生を含む地方支部別会員数の確認が行われた。その後、川崎支部が実施した日吉台地下防空壕や殿町キングスカイフロントの見学会、川崎支部の運営方針や活動実績、収支報告の紹介が続いた。


講演会

 続いて、人間科学部の井戸ゆかり教授による「児童期・青年期の発達理解とより良いかかわり方」をテーマとした講演会が実施された。講演では、青年期の特徴や自己理解の方法について理解することが出来る内容であった。児童期の発達の特徴として、身体面、社会的比較、人間関係と3つの観点からの紹介があった。児童期のつまづきやすい時期として、小1プロブレムや9歳の壁、10歳や12歳頃の3つの特徴の紹介と、それにどう関わればよいかということが合わせて挙げられた。また、青年期の特徴としてアイデンティティの確立や心理的モラトリアムなどの心理的変化が紹介された。最後に、自己理解の方法として「Who am I?テスト」や「ジョハリの窓」などの説明がなされ、今一度自分について考え直す時間となった。多くの参加者にとって大学教授の講義を受ける機会は少なく、久しぶりに講義を受けるとても良い機会であった。


懇親会

 懇親会では、参加者同士がテーブルを囲みながら近況報告や学生時代の思い出について和やかに語り合った。幅広い世代が集う場ならではの交流が行われ、支部活動への理解力がさらに深まった。


支部長・支部委員長へのインタビュー

山岸支部長

 参加者の高齢化に伴い、年齢層が年々上がっていますが、お花見やカップヌードルミュージアムなど誰でも楽しめる内容のイベントであれば若い人や親子での参加もあります。また、川崎支部が主催するイベントや、支部総会などに学生が参加することで、新たな見方を持った人に来てもらえますし、違う考えの人と会話することでまるでブラウン運動のように活性化するのでお互いにとって非常に良い機会であり、無駄なことは何一つないと思います。

佐藤支部委員長

 講演会は、自分の幼少期を思い出しながら聞き、その後は子育ての記憶を振り返っていました。もし機会があれば、今回教わった接し方を機会があれば実践したいと思います。西日本の支部では総会の参加人数が10人程度にとどまっています。また、高齢化によって世代交代が難しいという状況にありますが、学生と地元企業の60歳以上の現役社員との交流機会があれば情報共有や世代間の交流が促進されます。会長もおっしゃっていたように、川崎支部は全国45支部の中で最も活発に活動している支部だと思います。支部のリーダーとしてさらに積極的に活動を進めていきたいと考えています。そして、学生にもぜひ参加してもらいたいと思います。


最後に

 今回の中間総会では、東京都市大学校友会の各支部の現状や川崎支部の活動内容について理解を深めることが出来た。また、懇親会では幅広い年代の参加者と交流できたことで、参加者にとって非常に有意義な機会となった。貴重なお話を聞くことが出来る場なので、準会員である学生もぜひ各地の支部総会へ参加してほしい。

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