横浜祭実行委員会インタビュー【広報部長編】

横浜祭実行委員会インタビュー【広報部長編】

 2024年9月15日、16日に東京都市大学横浜キャンパスにて開催された「横浜祭」の運営について、横浜祭実行委員会広報部長の高瀬皓大さんと、会長の三栖悠正さんにお話を伺った。本記事は広報部長へのインタビュー内容である。


―PayPayなどのキャッシュレス決済導入に踏み切った理由は何ですか?

キャッシュレス決済の導入については、学園祭運営委員会の尾方駿さんが中心となって進めていました。横浜祭実行委員会としてはキャッシュレス化を重点的に取り組みました。現在、キャッシュレスが主流となっているにも関わらず、学園祭で導入しないのは機会損失になると考えました。また、これまでの例にない取り組みを導入することで、広報効果を期待していました。

―電子パンフレットを導入した理由は何ですか?

昨年、紙のパンフレットを配りきれない問題が発生しました。印刷には多額の費用がかかるうえ、環境面でも余ったパンフレットの廃棄は資源の無駄になります。そのため、今年は紙パンフレットの部数を削減し、オンラインで閲覧できる電子パンフレットを導入しました。

―アルコール販売について難しかったこと、広報部が頑張ったことはありますか?

アルコールを飲んだ来場者の管理が課題となりました。校内放送を例年以上に流した他、横浜祭ホームページへルールについて注意喚起するページを追加し、対策しました。

―横浜祭で注目していたことは何ですか?

来場者数の増加です。早い段階からSNSでの情報発信やホームページの強化を行い、大学に足を運ばなくても情報が得られるよう工夫しました。

―上手くいったことといかなかったことを教えてください。

これまでの横浜祭実行委員会では、個人の負担が非常に大きかったです。今年はコード不要でホームページが作れるプラットフォームを活用し、専門知識がなくても実行委員で一つの物を作り上げる形を取りました。私は衛藤泰地さんとともに、ホームページのアウトライン作成や指示出しを行いました。

一方で、ボランティアのような感じで活動していたのですが、個人のモチベーション維持が難しい点が課題でした。特に、目標達成までの期間が短く、実行委員それぞれが多忙を極める状況でした。モチベーション維持の為に、二ヶ月に一度、全員と面談を行い、悩みを聞いたり個人の成長を促すよう努めました。


―後輩たちと三栖会長へのメッセージ

1年生の皆さんには、もちろん楽しさを見つけられたらとんでもなく嬉しいです。その中で、「自分だったらこうする」といったアイデアを大切に温め、是非来年や再来年の活動に生かして下さい。

2年生の皆さんには、来年チームの中心となって引っ張っていくことが期待されます。チームの理想像を描き、早い段階から想像を膨らませ、「こんな感じで終わりたい」という目標をイメージしておいてほしいと思います。

三栖会長がいてくれたからこそ、このプレシャスなかけがえのない学園祭を実現できました。また、人とのつながりをもっている会長の人間関係の力が大きかったと思います。今年実現することが出来た地域とのつながりや渉外分野において、例年にはない成果を上げることができました。三栖会長ありがとうございました!!

―地域や協賛企業の皆様へ

この度は、第28回東京都市大学横浜祭の開催にご共感いただき、ご協賛賜り誠にありがとうございました。新しい挑戦を続ける横浜祭は、来年以降も変わらず進化し開催してまいります。

今後とも変わらぬご愛顧賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。


最後に

 キャッシュレス決済や電子パンフレットの導入は、来場者への利便性向上だけでなく、環境や社会の変化を考慮した素晴らしい取り組みだった。また、導入に伴って現れた課題への柔軟な対応や、高瀬広報部長の後輩達への想いに触れ、横浜祭実行委員会会員達が横浜祭に注ぐ熱意と努力を強く感じた。今年の成果を糧に、横浜祭が来年も多くの人々に喜びと感動を届ける場として、さらなる進化を遂げる事を期待する。


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