2025年6月8日、東京電機大学が主催・主幹を務めた第50回南関東六大学水泳大会が、横浜国際プール・サブプールにて開催された。本大会は記念すべき50回目の節目となる大会であり、東京電機大学、慶應義塾大学(銀泳会)、東京理科大学、法政大学(二水)の南関東の大学が参加した。総合優勝は東京理科大学に軍配が上がったものの、男子部門では東京都市大学が意地を見せ、圧巻の4連覇を達成。各大学がプライドをかけて全力を尽くした1日となった。
今年度、女子選手の部員の加入が一気に増加したことにより、女子メドレーリレーへの出場が初めて実現。競技の幅が広がり、部としての成長が確実に感じられる1日となった。リレーでは全種目が白熱。最後まで勝負の行方がわからない接戦が続き、観客席からは大きな声援が飛んでいた。
注目選手の紹介
尾﨑 里久(おざき りく) 4年
平泳ぎを得意とする実力派選手である。200m個人メドレーでは、前半はやや押され気味であったが、後半で巻き返し、見事1位でゴールした。試合後には、自身の泳ぎの映像を確認し、真剣に自己分析を行っていた様子が印象的であった。悔しそうな表情を見せる場面もあり、今後のさらなる成長が期待される。現在は関東学生選手権(関カレ)に向け、さらなる飛躍を目指している。
板垣 慶(いたがき けい) 1年
400mメドレーリレーでは練習の成果が現れ、今大会ではこれまでにない好記録を出すことに成功し、アンカーとして大きく本大会で飛躍をした。クロールを特化とした選手であり、特に最後の追い込みが印象的であり、部員内でも称賛の声が上がっていた。
声援が力をくれた
応援についても特筆すべき点があった。特にリレー種目においては、該当種目に出場しない部員やマネージャーが観客席から声援を送り続けており、選手の精神的支えとなった。特にリレー種目では、観客席からの「行け!」という声や名前を呼ぶ声が、選手たちの背中を押し、限界のその先へと導いていた。チーム全体で勝利を目指す姿勢が随所に見られた大会であった。
未来へと飛躍
今回の大会を通して、体育会水泳部としての団結力・戦う姿勢・技術的成長が明確に示された。50回という節目の大会で、自分たちの色をしっかりと出せたことは、チームにとって大きな財産となるだろう。次なる舞台は関東学生選手権。この大会で見せた底力を武器に、さらなる飛躍が期待される。
横浜国際プール・サブプール前(東京都市大学水泳部)