写真部写真展2025
写真部では、教室の壁一面を使って部員が撮影した作品を展示していた。今回のテーマは「青」。日常の中で切り取られたさまざまな“青”が並び、訪れた人を圧倒するほどの迫力があった。取材に応じてくれた会長の寺澤さんによると、最初に集まった写真はおよそ300枚。その中から一ヶ月ほどかけて選定を行ったそうで、「選ぶ作業がいちばん大変でした」と振り返る。寺澤さんはまた、「AIではなく、身近にある美しいものを、カメラという媒体を通して見ていただきたい」と展示への思いを語った。部の雰囲気は、上級生が丁寧にカメラの扱い方を教えるアットホームなもの。11月の活動に向けて、新しい仲間を随時募集している。


学部長賞を受賞。「青」をテーマにした展示であった
LOWEテニス教室
テニスサークルLOWEが、横浜キャンパスのテニスコートでテニス教室を開催し、大盛況となった。参加費100円で、テニス未経験者はテニス教室や的当てゲーム、経験者はサークルメンバーとの本格的なラリーを楽しめる企画だ。2日間で多くの参加者が集まり、テニスを楽しむ老若男女の笑顔が溢れた。コロナ禍による活動縮小、新棟建設によるコート減少という厳しい状況を乗り越え、このイベントは「横浜祭賞企画部門賞」を受賞。獅子の鬣は、今後も力強く輝き続けることだろう。

学部長賞を受賞。老若男女楽しめる内容であった
“つなげてあそぼう!”バンブーサーキット
横浜祭実行委員会ではバンプーサーキットの展示が行われた。バンプーサーキットとは、竹で作ったコースの上にビー玉を転がすアクティビティだ。コースに使用している竹は横浜キャンパスの敷地の3割を占める保全林から活用されており、非常にエコロジカルな企画となっている。現場には子供連れの家族が多く見られ、子供を楽しませると共に環境教育を行えるという、エコキャンパスを活かした企画だった。


ビー玉コースターを使って遊ぶことができた
閉会式・鉄道研究部
今回の横浜祭で学長賞に輝いたのは「鉄道研究部」であった。

授賞式に登壇する鉄道部 部長。緊張しすぎたようでお辞儀が速い。目録を貰い忘れる。
鉄道研究部では恒例の巨大ジオラマでの運転体験に加え、親子で楽しめる塗り絵コーナーや記念撮影スポット、なぜか部で所蔵している東急電鉄の古物などの展示も行った。

展示される古物。この衝立も東急グループで出た、感染症対策の廃品を利用しているという。
さらに今回は、寝台特急北斗星廃止10年 特別企画展として北斗星車両の模型や実物の方向幕などを展示した。東急電鉄の古物と併せ、懐かしさを感じる来場者も多数いたようだ。
また、時間限定の催しとして、クイズや旅行相談、部員による研究発表の場である鐡硏大學も開催された。クイズ大会は〇×形式で、会場の左右それぞれに移動することで回答を示す体験型であったこともあり、小さな子供楽しく参加できていたようで非常に盛り上がりを見せていた。

会場の様子
ある部員は「今年は例年に比べ来場者が少なかったが、その分激しい混雑にならずゆったりと展示を見学してもらえたのではないかと思う。特に体験型の展示は、従来のような混雑具合では開催が難しかった可能性もあり、来場者数に合わせたイベント開催をすることができ、多くの人の満足度を上げられたのではないか」と話す。

鐡硏大學を聴講する来場者
鉄道研究部では世田谷祭でも出展予定とのことなので、公式HPをご確認の上、興味のある方はぜひ足を運んでみてほしい。
今年度は横浜祭公式アプリの導入や古着ファッションショーなど、新しいサービスや企画が目立ち、大きな改革の年となった。航海の行き先は、来場者全員が楽しめる楽園であり、夏のさわやかさと都市大生の挑戦力がひときわ輝いていた。秋へと続く航路は始まったばかりだが、すでに来年への準備は着実に進んでいる。横浜祭のvoyageは、これからも続いていく。
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