2025年9月11日、学生団体UNIDOL実行委員会主催の「UNIDOL 2025 Summer support by 17LIVE 決勝戦/敗者復活戦」が、Kanadevia Hall(旧TOKYO DOME CITY)で開催された。全国の女子大学生がアイドル楽曲のコピー&パフォーマンスで競う本大会で、慶應義塾大学の「さよならモラトリアム」が結成9年目にして悲願の初優勝を果たした。

本大会には、全国5都市(札幌・東京・名古屋・大阪・福岡)で行われた予選を勝ち抜いた15チームと、当日行われた敗者復活戦を制した2チーム、計17チームが出場。会場およびオンライン配信を合わせ約4,500人を動員し、熱気に包まれた。MCは元AKB48の木﨑ゆりあ氏らが務め、審査員には乃木坂46やAKBグループの振付を手掛けるCRE8BOY、ハロー!プロジェクトの楽曲・コンサート振付などで知られる振付師・みつばちまき氏らが名を連ねた。

MCを務めた元AKB48の木﨑ゆりあ氏
シークレットゲストに「いぎなり東北産」登場
シークレットゲストとして「いぎなり東北産」が登場。東北出身の女性メンバー9人によるアイドルグループであり、東北を拠点に全国各地でもライブやイベントを開催している。ファンの総称は皆産(みなさん)。
セットリストとして、可愛いだけでなく、東北の要素も重めな愛情表現が入った『わざとあざとエキスパート』、新曲でありメンバーの個性が輝く『らゔ♡戦セーション』、癖になり、ドッカンすぎて困る『沼れ!マイラバー』、皆産含め、会場のボルテージが最高潮になった『負けないうた』が披露された。
公演後、「いぎなり東北産」は取材に応じ、「学生の皆さんの輝きから大きな力をもらいました。夢を見失わなければ辛さも武器になる。一緒に輝いていきましょう」と笑顔で語った。



シークレットゲスト「いぎなり東北産」(写真3枚)
「9年目の結晶」慶應・さよならモラトリアムがつかんだ栄冠
見事優勝を果たした慶應義塾大学「さよならモラトリアム」は、過去の大会でたびたび上位入賞を果たしながらも頂点を逃してきたチームである。メンバー7人が息を合わせた完成度の高い表現力と演出で、満場の観客を魅了した。インタビューでリーダーは「何度も壁にぶつかりましたが、9年目で初優勝を勝ち取れました。7人だからこそできる表現を追求してきた成果です。これからも進化した『さよならモラトリアム』を見せたい」と笑顔で語った。

優勝 さよならモラトリアム(慶應義塾大学)・公式サイト, X, instagram, Tiktok, Youtube, note
準優勝には、10年ぶりに表彰台へ返り咲いた京都女子大学「Cotton Candy」、第3位には関西学院大学「星空パレット」が続いた。

準優勝 Cotton Candy(京都女子大学)・Litlink, X, Tiktok, 公式オンラインショップ

3位 星空パレット(関西学院大学)・Litlink, X, instagram, 公式STORES, SHOWROOM
最後に
UNIDOL(ユニドル)は今年で14年目を迎える、日本唯一の大学対抗女子大生アイドルコピーダンスコンテスト。東京大学、慶應義塾大学、早稲田大学など名門校を含む全国の大学が参加し、学生主体のイベントとしては国内最大規模を誇る。昨年度は延べ2.6万人を動員しており、学生文化の新たな形として注目を集めている。これからも我々東京都市大学新聞会は注目していきたいと思う。
UNIDOL各種情報
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