海外記者リポート

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T‌A‌P(東京都市大学オーストラリアプログラム)に参加している新聞会会長主筆の枝迫雄大が現地をリポートする。

2月7日にオーストラリアでの生活が始まり約2ヶ月経った、今日は4月1日。 色々な出来事があり、思い出もたくさんできている。現在、東京では桜が散り始めていると聞くが、こちらは夏の終わりで日中は暑いものの早朝や夕方以降は上着が必要、といった日が続いている。

TAPが展開されるエディスコーワン大学はパースに 2 つのキャンパスを持っていて、僕が滞在しているのはジュンダラップ市にある、いわゆる本キャンパス。周辺は黄色の砂地、高低様々な木に囲まれ、コアラのエサとして知られるユーカリや、現地の人に「ボトルを洗うブラシ」と呼ばれているバンクシア、その他砂漠のイメージに似合うような多肉植物もあちこちに生えている。

植物が多ければまた、動物も多い。とにかく鳥の種類が豊富だ。カラスだけでも 3 種類以上。日中は常に野生のインコやオウムなど色鮮やかな小鳥たちがさえずっているから気持ちがいい。クッカバラの声などは大笑いしているようで爽快だ。ジュンダラップは長閑で明るい、とてもいい地域だと感じる。

また地域に住む人たち、 僕の出会った人はみな優しく愉快で外国人の僕に対してもとても親切だ。とくに印象に残っている人はキャンパスから最寄り駅まで出ている無料バスの運転手、RICKさん。スキンヘッドにサングラス、強面のおじさんだ。 バスに乗った僕を見てひとこと、「5ドルですよ、お客さん。」と言う。 無料バスに乗ったはずでは……??と慌てる僕を見て、RICKさんは”ニヤリ”と笑う。別の時は、僕の目の前で扉を閉め、「出発の時間なんだ、残念。」と、本当に行ってしまいそうな素振りを見せる。 そして僕が悲しい顔をするとお得意の”ニヤリ”をキメてドアを開けるのだった。かなりの演技派だ。悔しい。

他にもたくさんの出会い、話したい思い出が山ほどある 1 週間だったが、1 から 100 まで書いていては収まらないのでそろそろやめにする。残り2か月と少し、ここジュンダラップを「枝迫雄大の Another Sky」にできるような出会い、経験を目一杯して、充実した期間にしたい。

校門
エディスコーワン大学 ジュンダラップキャンパスの正面玄関
人と鳥と
人と鳥が同じ空間にいる。

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