海外記者リポート Part.2

海外記者リポート Part.2

海外記者リポート Part.2

T‌A‌P(東京都市大学オーストラリアプログラム)に参加している新聞会会長主筆の枝迫雄大が現地をリポートする。

日本において4月は「はじまり」の季節だ。新聞会も入学式を記事に取り上げた。新入生のみなさん、ご入学おめでとう。

しかしここ エディスコーワン大学での「はじまり」は、1か月も前に済んでしまっている。なんなら、日本でいう「五月病」の時期だ。SNSで流れる、新入生を前に浮かれている友人たちの姿に全く共感できない、複雑な心境がここ数日続いている。

僕のほかに誰もいなかった部屋にルームメイトが入りはじめたのはちょうど1か月前だっただろうか。3人のルームメイトはみんな今年からここエディスコーワン大学で学ぶ 1 年生で、偶然にも(?)みんな西オーストラリア州出身のオージーだ。僕のフライパンと武器食器と包丁しか無かった台所にも、彼らが実家から持ってきたミキサーやら、焼けたトーストが飛び出すやつやら、さらにはワッフルを作る鉄板や炭酸を作る機械まで置かれるようになり、なんだか「普通の家」のようになった。留学目的で来ている身、贅沢しているようでどこか後ろめたかった。しかし、自分以外の人の作る料理の香りが自室に入ってくるようにもなり、幸せだったのを覚えている。

時を同じくして、寮や構内もにぎやかになってきていた。毎日のようにあちこちでウェルカムパーティーが開かれていた。都市大生の歓迎パーティー、寮での新歓パーティー、部活勧誘パーティ、大学主催の「トガ」パーティー、カレッジ主催の新歓パーティー、などなど。特に寮や カレッジ には世界中、様々な国から学生が集まっているため参加者も多国籍で、色々な国の話を聞くことができた。

また、そこでは決まって「ソーセージシズル」が配られるのでお昼ご飯代が浮き、手間も省けるので、節約をしたい僕にとっては最高の期間だった。「ソーセージシズル」はミートパイやフィッシュ&チップスに並ぶオーストラリアの国民食で、牛肉のソーセージをパンで挟んだ、見た目ホットドッグな食べ物だ。レストランではほとんど売られておらず、イベントでしか手に入らないと聞くから、図らずも留学ならではの貴重な体験ができて嬉しかった。

日本の新勧の定番といえばお花見だろうか。1年前、モーターバイク同好会の先輩が運転するバイクの後ろに乗りながら眺めた多摩川沿いの桜を思い出す。そして1年はあっという間に過ぎた。(光陰、バイクのごとし。)いつまでも新入生気分ではいられないのだ…。

僕の五月病は気合で直そうと思う。

 

ソーセージシズル
ソーセージシズルを食べる。
ビレッジの仲間
同じ寮に住む学生たち
スモウスーツ
スモウスーツを着て、全力で戦った、都市大生と寮の学生

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