「日常をちょっと面白く」nienteとtokyobikeに迫る!

「日常をちょっと面白く」nienteとtokyobikeに迫る!
本記事の発行は、ラジオ番組 J-WAVE「STEP ONE」内のコーナー『CHEER UP WORKERS』にて本サイトをご紹介いただいたことをきっかけに実現いたしました。「東京都市大学新聞会」と「nienteとtokyobike」はTEAM J-WAVE listener’s オフィス・ショップです。(TEAM J-WAVEについてはこちらから)

「nienteとtokyobike」とは

東京都世田谷区の豪徳寺駅から徒歩5分、風情ある住宅街に、「nienteとtokyobike」と言う店がある。「東京を走る」をコンセプトにした自転車メーカー、トーキョーバイクから、見城ダビデさんが独立し、立ち上げた店だ。
「nienteとtokyobike」では特徴ある雑貨が、「東京」を走るのに最適なトーキョーバイクの自転車と共に販売されている。「niente」はイタリア語で「無い」という意味がある。実はこの名前にこの店の哲学が込められている。
今回は見城さんから直接お話を伺い「niente」がどのような考えのもとに、どうやって出来たのか、にフォーカスする。
まずは、他では見られない魅力的な商品を見ていただきたい。

nienteで提供している商品

うるしのうちわ

 

このうちわの地紙には漆塗りの工程で、塗料から不純物を取り除く際に使われ、普段は捨てられているろ紙が使われている。一枚一枚、皺や塗料の染み方が違うろ紙を使用したうちわは、自然とオリジナリティを持ったデザインとなっている。

そばかすグローブ

 

シミや小さな傷などによって、ワケありとして、はじかれてしまった革を使ったグローブ。しかしその革の質は非常に高く、手に触れた時の感覚、そしてその鮮やかな色味は、高級品として売られているものと遜色が無い。「本革(生き物)なんだから、全部違って当たり前。むしろそれを楽しみたい」と見城さんは語る。
手袋職人の繁忙期を避け生産する事で、高品質で有りながらコストを抑えて販売する事を可能にしている。

Camino・ベースボールキャップ

 

写真の左は、落ち綿と呼ばれる、綿毛から糸を紡ぐ段階でこぼれ落ちてしまう「廃材」を利用して作られたネックウォーマー。綿毛特有の柔らかさ、肌触りは首につけた時に心地よさを与え、「ガーター編み」によって、コットン製の中でもより暖かいものとなっている。
写真の右は、日本が世界に誇る岡山の名産「岡山デニム」を利用したキャップ。生地にキズやほつれがあり、廃棄される予定だったデニム生地を買取り、キャップという形で製品にしたものだ。
ワッペンや缶バッチなどで、自分好みのカスタムが出来るように、ギボシやベルトもデニム生地に映える革やデニムそのものを使用しシンプルなデザインとなっている。セルビッチデニムという、いわゆるヴィンテージデニムに使用されているこの生地は、経年により深い味わいが出る。使い込めば使い込むほど、手放せない、世界に一つの「自分だけのキャップ」となるだろう。

「niente」とは、その考え

冒頭に述べた通り、これら「nienteとtokyobike」の商品には、見城さんの哲学が張り巡らされている。
見城さんは「地元から離れ東京で、そしてトーキョーバイクで働く中で、様々な人に出会い、多くの視点を知った。出会いの中で自分に無い視点を見いだすことが自分にとって大切で、面白いと思える瞬間なのだと気が付いた」と言う。「これらの商品を通し、既につけられている価値にとらわれるのでは無く、自分の感性から、新たな価値や、新しい自分の価値観に気づくきっかけになれたら嬉しい」と語った。
絶対的な価値観は「無い」。それこそが、nienteという名前に込められた想いだ。
見城さんは、リサイクルショップで150円で購入したマグカップを、長年愛用している。例え何万円積まれても売る気は無い、彼にとって「唯一無二の」マグカップだ。150円という価格で購入したものが、見城さんとの長い時間を経て、新たな価値が生まれた。あなたもnienteでそんな、自分の今までの価値観を変える商品と出会えるかもしれない。

一度感じて欲しい、nienteの魅力

その他、上履きで有名なメーカーMoonStarとトーキョーバイクのコラボスニーカー、自転車で街を走る際に便利かつ映えるデザインのリュック、美術品の展示、定期的なイベントの開催など、この店を覗くだけで楽しい気づきが得られるきっかけが沢山ある。
一度、nienteの商品を手に取って欲しい。
新しい価値観、ライフスタイルと出会える筈だ。

 

「nieteとtokyobike」 

 

nienteとtokyobike

見城ダビデさん

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