2024年8月11、12日の2日間にわたり、コミックマーケット104が開催された。連日気温が30度を超えるなか、会場の東京国際展示場(東京ビックサイト)には13万人が訪れた。サークルのスペースは東展示棟及び西展示棟の一部に2万4千個展開され、多くの大学の学生団体も出展した。東京都市大学からは、東7ホールに創作サークルArte・デジタルコンテンツ研究会・漫画アニメ研究部の3団体が出展し、新刊を披露した。
創作サークルArteは毎年2冊の新刊を発行している。今年の1冊目は、スチームパンクをテーマにイラストや小説を掲載した。販売を担当した学部2年生は「実のところコミックマーケットより、学園祭の方が売り上げは良い。だが、コミックマーケットへの出展は部員の大きなモチベーションだ。出展することに意味がある」と明かした。
デジタルコンテンツ研究会は都市大学の学生団体としての団体コンテンツ制作に10年以上の歴史を持つ。ブース担当者は「コミックマーケットへの参加は団体の伝統だ。今回の出店は新刊が初めて手に入れられる機会だ」と述べた。
漫画アニメ研究部は学園祭や、夏と冬のコミックマーケットで作品を展示・販売する。ブース担当者は「コミックマーケットへの出展は漫画を描く良い機会になっている。人によって書く量は様々だ」と話した。
3団体が8月のコミックマーケットで販売した新刊は9月および11月の学園祭でも販売された。都市大学の創作団体の活躍に期待する。