2024年9月21日、東京都市大学横浜キャンパスにて東京都市大学校友会 横浜支部総会が開催された。総会では、第1号議案および第2号議案報告・議決が行われ、その後に横浜祭の出展報告があった。
また、平川元支部長と松浦新支部長の挨拶、新役員の紹介も行われた。
今回の総会では、令和6年能登半島地震の被災地に関する講演が行われた。今回は海岸周辺にスポットを当て、震災直後に吉﨑教授が現地調査で訪れた様子が紹介された。地震によって崩壊や傾斜した家屋の様子には参加者も息をのむ場面があった。さらに、津波によって流された家屋や木々の跡地の写真を通じて、能登半島の海岸地形の特徴やその影響を受けた津波被害についての説明もあった。講演は、災害発生リスクへの地域住民の取り組みや、沿岸緑地や海岸林などの海岸環境の改善に関する話題にも発展した。
本学には理工学部の自然科学科や、環境学部があるように、自然環境分野は都市大の専門領域の一つである。この震災の調査活動において、本学の先生方が貢献され、現地で肌身をもって感じられたことを、講演という形で多くの方に共有されていることは大変すばらしいことである。また、そのような経験を持つ先生方が本学の学生に授業を行い、質の高い教育を提供していることが、本学の教育の意義をより高めている。
その後、学生食堂にて懇親会が行われた。本学教授やその研究室の学生が参加し、広報団体の新聞会と学生との繫がりが増えている近況に、皆川会長や松浦新支部長からも喜びの声が寄せられた。皆川会長は「後世に校友会の取り組みを知ってもらい、人生の先輩たちの教訓を次世代に伝えるためにも、広報団体の新聞会の皆さんから取材を受けていただき、是非色々なお話しをしていただきたい」と参加者の皆さんに語った。松浦新支部長は「私の好きな言葉に『近悦来遠』という言葉がある。これは近くの人が喜ぶことで、遠くからも人が集まってくるという意味で、この言葉のように、今後も楽しい会を開き、より多くの方に参加いただきたい」と今後の目標を話された。
ここまで支部長を務めてこられた平川元支部長へ花束の贈呈が行われた。