1年の幕開け 校友会賀詞交歓会開催

1年の幕開け 校友会賀詞交歓会開催
 2025年1月23日、東京都市大学1号館ラウンジオークにて、校友会主催の賀詞交歓会が開催された。本イベントは、卒業生や教職員、在校生が一堂に会し、新年の交流を深める場として毎年開かれている。今年は、多様なバックグラウンドを持つ約80名の卒業生に加え、現役の都市大生11名も参加し、例年以上に活気に満ちた会となった。

皆川会長の挨拶 「交流の場としての賀詞交歓会」

 開会にあたり、皆川会長が挨拶を述べた。

「本日は、渡辺理事長、学長をはじめ、多くの方々にご参加いただき、誠にありがとうございます。今年は、昨年の運営を振り返り、いくつかの変更を加えました。以前の賀詞交歓会では、先生方と卒業生の区別が明確になりすぎたため、今年からは一律にご案内をお送りし、皆さまが気軽に交流できるようにいたしました。その結果、多くの方にご参加いただき、大変嬉しく思います」

 賀詞交歓会は、年2回開催される総会とは異なり、卒業生と大学関係者が自由に交流できる場である。校友会を支える皆さま、学校関係者、そしてOBの教員らが集い、東京都市大学の発展について意見を交わす貴重な機会となっている。

「本会は、昭和47年に発足した『柏三水会』という経営者ネットワークとともに成長し、現在に至っています。これまでの長い歴史の中で、大学と社会との結びつきを深め、相互に良好な関係を築いてまいりました。今後もこのつながりを大切にし、東京都市大学が社会に貢献し続けられるよう、皆さまとともに取り組んでまいります」

校友会会長 皆川勝氏


学長 / 理事長の祝辞

 続いて、学長が大学の展望について語った。

「本学では、これからさまざまな取り組みを進めていく予定ですが、現役の教職員だけでは対応しきれない課題も多くあります。ぜひ校友会の皆さまとともに考え、力を合わせていければと思います。卒業生の皆さまには、より積極的に大学と関わっていただき、後輩たちの支えとなってほしいと願っております」

本学学長 野城智也氏

 一方、渡邊理事長は、卒業生の絆の大切さを強調した。

「私は今回初めて参加させていただきます。1979年に本学を卒業し、昨年は卒業45周年の式典がありました。その際には、90歳を迎えられた方にもご出席いただき、改めて母校、そして先生や仲間たちの存在が、人生にとってかけがえのないものであると実感しました。東京都市大学の卒業生は現在116,019人にのぼります。学生時代に築いた仲間との関係は、一生の宝です。これからも大学および校友会のさらなる発展を心より期待しております」

本学理事長 渡邊功氏


多彩な交流 / 懇親会

 本会では、懇親の場として、さまざまな交流の機会が設けられた。校友会広報委員長であり、元新聞会会員の荒井副会長による中締めの挨拶の後、じゃんけん大会が行われ、会場は大いに盛り上がった。

  

校友会副会長・広報委員長 荒井翔平氏

  

じゃんけん大会の様子

  

 また、緑土会会長・髙橋禎夫氏(1982年 土木学科卒)も参加し、以下のように語った。

「今年は新学長の就任もあり、興味を持って参加しました。学長の『ポジティブな学生になってほしい』という言葉に共感しました。都市大の学生は勤勉ですが、自己アピールが弱いと感じることがあります。技術の勉強がしっかりできているので、これに加えて自己表現の教育にも力を入れてほしいですね。OBとしても、後輩たちを支援していく所存です」

 さらに、東京都市大学 資産管理局長・長縄健吾氏も2回目の参加となり、「OBの活躍を知ることができ、大学、学生、OBのつながりを実感した」と語った。

   

    


現役学生も活躍 / エレクトーンサークルの演奏

 本年は、現役学生の参加も増え、在校生11名も参加した。特に、エレクトーンサークル「Skytone」による演奏は、会場の注目を集めた。自然科学科3年・土屋莉央音さんは、参加の経緯について次のように語る。

「今回は、機械工学科の杉町准教授を通じて、校友会から演奏の依頼を受けました。普段は、18号館やヤマハのエレクトーンシティ(目黒)で、月3回の活動を行っています」

 演目はリストの「愛の夢 第3番」。変イ長調のロマンティックな旋律が、参加者の心を打ち、参加者は静かに聴き入った。

   

演奏の様子


さいごに

 東京都市大学校友会賀詞交歓会は、卒業生・現役生・教職員がつながる場として、今年も大きな成功を収めた。これから始まる1年が、東京都市大学と校友会のさらなる発展の年となることを願い、本会は幕を閉じた。

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