横浜祭実行委員会インタビュー【会長編】

横浜祭実行委員会インタビュー【会長編】

 2024年9月15日、16日に東京都市大学横浜キャンパスにて開催された「横浜祭」の運営について、横浜祭実行委員会広報部長の高瀬皓大さんと、会長の三栖悠正さんにお話を伺った。本記事は会長へのインタビュー内容である。

会長へのインタビュー

ー横浜祭を終えて、これまでを振り返るといかがですか?

 あっという間に終わってしまいましたが、非常に充実した内容になったと感じています。メンバーが決まった当初、自分以外に幹部経験者がいないことに不安を覚えました。しかし、団体のあり方を見直し、少しずつみんなで同じ方向を目指せる体制を築くことができました。過去の課題を意識しながら具体的に行動に移せたからこそ、大きなトラブルもなく、今まで経験した横浜祭の中で最もスムーズに進行できたと実感しています。

ー会長として一番大変だったことは何ですか?

 自分本位にならないことが一番大変でした。会長として、みんなの利益になることを最終的に判断する必要がありました。そのため、常に周囲を見渡し、誰が何をしたいかを把握し、判断を下すことを意識しました。また、大学職員の方々からの質問や状況確認に正しく返答できるよう、全体を見渡しつつ、常に状況を把握しておくことが大変でした。

ー今年自分の中で一番挑戦できたことは何ですか?

 これまでの横浜祭実行委員会では、幹部が方針を決め、後輩に指示を出す形でした。しかし、今年は「みんなで学園祭を作る」ことを目指した体制づくりに挑戦しました。学年ごとの役割分担を明確にし、各プロジェクトごとにリーダーや担当者を割り当てることで、責任の所在を明確にしました。また、各プロジェクトの課題を幹部会で共有し、フィードバックを行う仕組みを取り入れました。各リーダーに裁量を任せたことで、それぞれがやりがいを感じながら活動できたと思います。

ー今年のテーマ「precious」はどうでしたか?

 体現できたと思います。来場者の方から「今年の横浜祭は賑わっていていいね」といった声をいただいたり、小さな子供が「楽しかったな」と言いながら帰る様子を見て、思い出に残るイベントになったと実感できました。また、来場者の皆さんがかけがえのない思い出を作れることはもちろんのこと、横浜祭実行委員自身にとってもかけがえのない思い出になってほしいという想いも込めていました。最初は連携が取れていなかったメンバーも、今では一つのチームとして結束し、かけがえのない仲間になったと思います。

ー来年の横浜祭に向けての期待をお聞かせください。

 今年は組織の立て直しに挑戦し、学校行事、学生団体、地域の一員としての存在意義を確立することを目標に取り組みました。その成果を十分に発揮できたと感じています。その上で、今年の成功点は継続し、改善が必要な点はよりよい形に変えていってほしいです。「三栖がいなくなっても、横浜祭はますます良くなってるね」と言ってもらえることが本望です。

ー横浜祭実行委員の皆さんへのメッセージ

 最初は多くの改革を試みたことで、皆さんを戸惑わせることもあったかと思います。それでも、信じてついてきてくれたことに、心から感謝しています。みんなの力があったからこそ、ここまで来ることができました。

最後に

 横浜祭当日、実行委員たちが連携して動く姿が会場の至る所で見受けられた。全員で作り上げた学園祭は、参加者にとってかけがえのない思い出として刻まれた。この成功は、三栖会長を中心とした横浜祭実行委員会の強い結束があったからこそ実現したものだ。さあ、次の横浜祭に向けて、新たな体制がすでに動き出している。来年の横浜祭実行委員会は、どんなpreciousな思い出を届けてくれるのだろうか。乞うご期待!

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