春のビート、はじまりのTCU MUSIC FES

春のビート、はじまりのTCU MUSIC FES
 2025年4月16日、東京都市大学9号館地下にて「TCU MUSIC FES」が開催された。毎年恒例となっていた「TCU音楽フェスティバル」は、今年から名称を一新。新入生歓迎ライブも兼ねた、リニューアルイベントとしてスタートを切った。

 出演したのは、学内の軽音楽系6団体に加え、アカペラサークル「Groove」。それぞれの個性あふれるパフォーマンスが会場を盛り上げ、多くの在学生・新入生が詰めかけた。音楽の熱狂と春のわくわくが交差した、忘れられない一夜となった。


【出演団体】

ハワイアンクラブ:THE ORAL CIGARETTES
 メンバー数が最多を誇る軽音サークル。50年以上の歴史を持ち、名前の由来は“結成当初に流行していた音楽がハワイアンだった”からとも言われる。今回はTHE ORAL CIGARETTESを熱演し、迫力ある演奏で観客を圧倒した。

バチェラーセブン:カルテット
 かつては『中南米音楽研究会』としてスタートした、創立40年以上の伝統あるサークル。昭和61年(1986年)には「バチェラーセブン」として卒業生の記録が残る。今はジャンルを問わず、自由な選曲スタイルが魅力。今回は4人編成のカルテットで、バランスの取れた演奏を見せた。

フォークソングクラブ:
 こちらも50年の歴史を持つ老舗団体。現在はHR/HM(ハードロック/ヘヴィメタル)を中心に活動しており、重厚なサウンドで会場を揺らした。

スナイパーズ:銀杏BOYZ
 幅広いジャンルに対応できる実力派バンド。過去にはONE OK ROCK、Mr.Children、The Beatles、Queenなどの楽曲も演奏。今回は銀杏BOYZで攻め、観客の心を熱くさせた。

ウエスタンクラブ:残響系オムニバス
 他大学との交流が活発な点が特色。中央大学、大妻女子大学、東京工業大学、東京電機大学などとの合同ライブも多く、交友関係の広さが魅力。今回は残響系バンドの楽曲を中心に、浮遊感と没入感のある世界観を演出。

音楽団体PLAM:King Gnu
 横浜キャンパス唯一の軽音団体で、個々の好みに合わせてジャンルレスに活動している。今回はKing Gnuの楽曲を選び、テクニカルな演奏で聴衆を魅了した。

 

TCU MUSIC FES・軽音団体の様子(全5枚)


【アカペラサークル「Groove」】

 2組が出演。「なかよしくらぶ。」と「Grooveのリーダーズ」が登場し、迫力のあるアカペラパフォーマンスを披露。ビートボックス、リードボーカル、コーラスが完璧に絡み合い、“声が楽器になる瞬間”を体現した。無伴奏とは思えない完成度に、客席からは自然と歓声があがった。

TCU MUSIC FES・アカペラサークル「Groove」の様子(全3枚)


春、新たな出会い、そして音楽。

 9号館地下に響き渡ったビートは、新入生たちの大学生活のスタートを祝う祝福のようだった。 熱狂とともに幕を閉じた「TCU MUSIC FES」は、これからも都市大の音楽シーンを盛り上げ続けてくれるだろう。

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