2025年10月4日に校友会九州・沖縄地域ブロック会議と校友会大分支部総会がトキハ会館 つばきの間で開催された。

▲ブロック会議の様子
総会に先立ち、九州・沖縄地域ブロック会議が開かれた。今年のブロック会議は、大分支部が15周年であるのに合わせ大分での開催となったそうだ。
熊本支部からは、支部長・事務局が変わり、どうしたらいいのかという悩みを抱えつつも、次の総会で福岡や大分支部のように音楽系のイベントを実施したいと意欲を示した。他の支部長からも、アドバイスが寄せられていた。
鹿児島支部からは、今年度の鹿児島出身の卒業生が0人で、総会にも9名ほどしか集まらず、支部会員の減少に強い危機感をもっていると話し、大学当局にはTVCMなどでもっと知名度を上げ、地方からの学生の入学を促してほしいとの希望も出された。そのうえで、ほかの支部でも同じようなことが今後続けざまに起きていくのではないか、と問題提起もされた。
佐賀支部からは、総会に付随するイベントとして昨年から実施している会社見学が大変好評であったので、今年も継続する方針だと伝えた。
福岡支部からは、次の総会でアンサンブル演奏と「九州の食 豚骨スープの謎」と題した講演を大学の先生にしてもらう予定で、他支部の人もぜひ来てほしいと伝えた。
また、どの支部でも懸案となっている会員の減少については多くの案が出され、出身者以外の転勤族の卒業生も支部会員であるのだから集まりに招待する案や、卒業生が多い企業で職場支部を設立し地方支部に参加してもらう案など、会員間のつながりを維持・強化するための案が多数出された。
続いて開催された大分支部総会では議事として、令和6年度の事業と決算・監査の報告に続き、令和7年度の事業計画および予算案について報告と承認が行われた。
安部支部長からは、今年度は総会と同時にゴルフコンペを開催したが、支部会員のうちゴルフができる人が少ないことから、来年以降の行事について再検討すること、新年会の予定、ホームカミングデーには大分支部から4名参加予定であることなどが伝えられた。
最後に、来年の総会は三連休を避け、10月下旬で調整する方針が連絡され、総会は終了した。

▲大分支部総会の様子

▲安部大分支部長
懇親会では、最初に大分支部創立15周年を祝うフルートコンサートが開催された。フルート奏者の小野美希様を招き、「アンダンテ」や「糸」など5曲を披露していただいた。終盤には青春時代を思い出すようなカーペンターズの楽曲が続けて披露され、アンコールも巻き起こった。

▲フルートコンサートの模様
懇親会のあいさつで大分支部長の安部さんは「15周年記念のフルートコンサートはどうだったか」と会員に問いかけ、15年前の支部結成時について「大分に戻るのだったらと、支部立ち上げを頼まれたが、さっぱりな中で野原さんを相棒に何とか始めることができた。長いこと支部長をやっており、最長老かもしれない。15年続けられたのは役員の皆さんおかげである。」と役員への感謝を伝えた。
校友会の皆川会長は、フルートにまつわる自身の思い出に触れ、「音楽は心が洗われる。聞いている会員の皆さんも優しい顔になっていた」とフルートコンサートの感想を述べた。また、支部の活動について「2倍、3倍と会員数を増やさなくとも若い人が入ってきて、長く支部を続けてもらえたらいい。今後も校友会本部は、在校生や母校との交流を深められるように後押しする。また、水没した卒業アルバムを創立100周年までにそろえるため、卒業生の方からアルバムをお借りしてデジタル化していくので力を貸してほしい」と呼びかけた。
その後、横山ブロック長により、乾杯の音頭が取られ会食をしながら各支部長による挨拶と、校友会本部からの大学や校友会の現状の紹介と大分支部長より支部だよりを用いて、15年の歩みの紹介があった。

▲15年の歩みを紹介する安部支部長
なお、記者は参加していないものの翌5日にはゴルフコンペが希望者参加で開催されたそうだ。
校友会では、地方支部ごとの総会やイベントへの会員の参加を待っている。地元の支部総会や興味のある見学会があればぜひ参加してほしいとのことだ。