海外記者リポート Part.3

海外記者リポート Part.3

海外記者リポート Part.3

T‌A‌P(東京都市大学オーストラリアプログラム)に参加している新聞会会長主筆の枝迫雄大が現地をリポートする。

 多文化主義の国、オーストラリア。パースやジュンダラップの街を歩いていると、色々な人種の人たちとすれ違う。アジア、インド、アフリカ、ヨーロッパ…日本ではハーフやクオーターと呼ばれるような人まで、様々だ。

 先日は、ヒンズー教徒のお祭り「Holi Party」に参加したが、そこにはたくさんの、インド、ネパールといった国の人たちと現地の人たちが集まっていた。Holi Party では、春の訪れを新たな気持ちで迎えるために、色水やパウダーをお互いに掛け合う。インドの春は知らないが、豊かな色彩を身に着けると、夏の日差しの中にいながらも、春の草花を懐かしく思ってしまう。

 アジア人、日本人のコミュニティも多くある。 ジュンダラップ駅の周辺には2つのアジア食料品店があり、お米やラーメンなどのアジア食材をはじめ、味噌汁や納豆など日本の食材も多く揃っている。

 また、パースの中心街では、土曜の一日を使って「JAPAN FESTIVAL」も行われていた。いろいろな日本食の屋台が出店されていたり、日本人によるパフォーマンスも披露されたりしていて、現地の人たちのみならず、日本人も多く集まっていた。

 この3月には、緑のコスチュームで有名な、アイルランドの「セントパトリックデー」もあり、4月になればキリストの復活祭「イースター」のイベントも開かれる。参加しようと考えていて、今から楽しみだ。

 毎週何かのイベントが行われている。文化の多様性を大事にするこの町は、とても心地のいい場所だ。最近では東京でも外国語を耳にする機会は少なくない。日本もオーストラリアと同じように、文化を共有しあえるような国であってほしいと思う。

カラフルな粉や水を掛け合う「Holi Party」
納豆を食べる水戸市民
日本人が経営する美容院でカットしてもらった。お客さんもほとんど日本人。

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