【団体紹介：野球部】新入生とともに3部昇格へ再挑戦 │ 東京都市大学新聞

高校の野球部といえば甲子園などで世間の注目度も高く、高校時代に所属していた人も多いかもしれない。今回は、東京都市大学の学生として部活動に参加することについて、本学の硬式野球部監督兼選手である山中惇矢さん（建築都市デザイン学部　都市工学科3 年）にお話を伺った。

―まずは主な活動場所や活動日を教えてください。　

主な練習場所は世田谷キャンパスの近くにある河川敷グラウンドです。活動日は、通常は火・水・金・土の週四日で、大会のあるときは日曜日も使い、週五日で活動をしています。
平日は４限の授業後に世田谷キャンパスに集まり、一時間から二時間ほど活動しています。

―活動場所は世田谷キャンパスですが、他キャンパスの学生の加入は難しいのでしょうか。

いえ、決してそのようなことはありません。
僕らの仲間にも横浜や等々力から来ている人はいます。彼らは世田谷の部員とも遜色なく活動しています。ただ、平日の練習などの場合は、キャンパス間のバスの時間などもあるため、自主練として個人に一任することも多くあります。

―学業などの他の活動との両立について教えてください。

両立については特に難しいことはないと思います。練習は、テスト前の一週間は自主練としてるので、学業に影響することはあるません。また、テスト後の一週間は長期の休みを設けており、ここでもしっかりとメリハリを付けています。

アルバイトも可能にしており、あくまで個人に両立を一任しております。
このような方針をとっている理由として、僕らは部活は学生監督を起用しており、大人がいないことを利点とした、学生主体でのびのびとした野球をすることを常に考えていることが挙げられます。選手個人が部活動とその他のバランスの舵を取ることを心がけてくれています。

―部の方針やモットーなどを教えてください。

主体的に考え、行動することを重要としています。
僕らの部活は他の大学に比べて、全体での活動時間が短く、個人の意思に基づいた自主練に重きを置いている部分が多くあります。そのため選手達は個人ひとりひとりが自発的、能動的に考えながら良いプレーを追求と分析する能力を自らで養っています。
僕らは学生主体なので大人の圧力や強制などはなく、効率のある円滑な練習が行えるように学生同士でよく話し合っています。
やると決めた時にはお互い厳しく、休むときはしっかり休むなどメリハリやオンオフをしっかり持ち、試合や練習では基本的に伸び伸びと楽しく取り組むことを心がけています。
自由に練習ができるからこそ1人1人の自覚、責任は一層強く持って行動しています。

―どういう人が入部に向いているのでしょうか。

主体性が求められるので、野球がやりたいと心から思える人が入るべきだと思います。経験の有無は問いませんが、ただ運動がしたい人が入るのには向いていません。
部の人数は比較的少人数なので、初心者でも先輩から手厚く教えてもらえます。大学生なので、学年や年齢にも統一性がないために、全員が同い年のような、友人のような環境で野球ができます。

―去年の成績について教えてください。

大学野球には4月から5月にかけて行う春のリーグ戦と、9月から10月にかけて行う秋のリーグ戦があり、大学生は主にそこに向けて練習をしています。
都市大の野球部は東都リーグの４部に所属しており、昨年はリーグ優勝をしています。リーグ優勝をすると一つ上のリーグへの昇格戦が行われるのですが、そこで僕らは敗退し、4部に残留しています。
今年の目標は3部リーグ昇格です。3部に上がる昇格戦では、プロでも使用される神宮球場でプレーすることができるため、部員は再びあの地を踏むことをモチベーションに練習をしています。

―部の魅力を教えてください。

やはり学生監督というのびのびとした環境で練習できることです。大人がいないためにOBの方々も協力してくれて、部費なども彼らのおかげで徴収をすることはありません。なので、部活としては用具費と合宿費以外に必要なお金はありません。先輩たちなどの周りからのサポートが充実している環境が魅力です。
他に、やはり神宮球場でプレーできることは大きな魅力だと思います。
学生主体の自由な環境で困難や壁にぶつかりながら様々な経験をし、解決や成長をすることで充実した大学生活を過ごせることが魅力です。