今回は世田谷キャンパスを中心に活動している航空研究部について、部長である渡辺大輝さん(工学部機械システム工学科3年)にお話を伺った。
航空研究部が全力で取り組んでいる壮大なプロジェクトの内容について、詳しく紹介していきたい。
−航空研究部の主な活動を教えてください。
琵琶湖では毎年、「鳥人間コンテスト選手権大会」というものが読売テレビ主催の下に開かれています。僕たちはこの大会に出場するべく、人力飛行機の設計から製作まで全てを行なっています。
部員は設計・プロペラ・翼・駆動・電装・パイロットなどの班に分かれて、それぞれで製作を進めていき完成を目指します。
−大まかな製作の流れを教えてください。
毎年だいたい1月から製作が始まり、5月の完成を目標にしているため、まずは10月あたりから2ヶ月間かけて設計をしています。毎年一から新しい機体を製作しているため、先輩から受け継いだ技術や経験に加え、自分たちで専門書を読んで勉強したり、他大学と交流をしたりするなかで知識を身につけることが重要になります。
設計が完成したら班に分かれ製作に入っていきます。
静岡の飛行場で一晩かけてテストフライトして、機体の反省点を見つけたりしながら完成に向かっていきます。
−航空研究部のいいところを教えてください。
他では得られないような感動や達成感が得られるところだと思います。
自分たちが設計し、製作した飛行機が初めて飛んだ時の感動は何事にも変え難いと思います。
1年間かけて一つの大きなものを失敗を繰り返しながら作っていくため、得られる達成感も大きいです。
あとは課題に対する自主性などの精神的な部分から、外部へのメールの作成などの技術的な部分まで、社会に出るために必要な経験を多くできます。
−活動日や活動場所について教えてください。
毎週水曜と金曜の授業後に世田谷キャンパスで活動しています。
途中参加や授業等での欠席への融通が効くので、世田谷キャンパスの人はもちろん、他の二つのキャンパスの人でも入部大歓迎です。
活動日は週2回なので、それ以外の日で他のサークルとの掛け持ちをしたり、アルバイトをすることも可能です。
−どんな人が入部に向いていますか。
航空系に興味がある人や、鳥人間が好きな人などどんな人でも大歓迎です。
みんなで協力して一つのものを作るので、大きなことを成し遂げたい人や何かに没頭してみたい人も向いていると思います。
経験や知識の有無や、キャンパスや学部・学科も関係なく、やる気があればだれでも大歓迎です。
気軽に遊びに来てください。
−最後に新入生にメッセージをお願いします。
今はまだ大変な時期ですが、落ち着いたら完成した人力飛行機のフライトを行う予定です!
是非、目の前で飛ぶ感動を味わいましょう!
写真:航空研究部 APSARASより提供
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