学生生活の一番の思い出として、学園祭を挙げる人も多いだろう。東京都市大学の学園祭は、3キャンパスそれぞれが開催する。高校時代とは規模も内容も大きく異なるため、大学生活の思い出としても強く残るものだ。
今回は、東京都市大学の学園祭実行委員の1つである世田谷祭を運営する世田谷祭実行委員会について、会長の樋口雄大さん(工学部 電気電子工学科 3年)にお話を伺った。
大学生活の花形である学園祭の「裏方」について紹介していきたい。
−主な活動内容はどういったものになりますか。
毎年11月に行われる世田谷キャンパスの学園祭、「世田谷祭」の準備、ならびに当日の運営を行なっております。
世田谷祭実行委員会には、管理、企画、広報という3種類の仕事があります。管理部は世田谷祭の各参加団体に出店・発表の場所を割り振り、企画部は来場者により楽しんでもらえるようなイベントを計画します。広報部は世田谷祭に多くの人が参加してくれるよう、学内・学外問わず宣伝を行っています。
世田谷祭の大きな特徴として、企業や理系の研究室の発表が行われることが挙げられます。理系色の強い学部が集まっている世田谷キャンパスならではのもので、特に企業の企画のお手伝いでは、知らないことや既にある知識の発展部分に触れることが出来るので、とても勉強にります。
−委員会内の雰囲気はどのようなものですか。
とても仲がいいですね。学年問わず色々なことを話したり、みんなで遊びに行句こともあります。44名が所属していて、男女比は3:1程ですが、男女関係無く活動しております。その活動も締めるところは締めて遊ぶところは遊ぶ、という考えを基に行なっています。
−どんな経験ができますか。
部署によって仕事内容は違いますが、1年生の間は企業の方と連絡を取ることが多いので、社会に出て必要なことを学べます。会社の模擬体験のようなことができるのは大学の団体としては珍しく、得難い経験です。
−世田谷祭実行委員の魅力はどんなところにありますか。
コミュニティが広がることだと思います。所属人数が多いので、違う学科や学年と関わりが多いですし、活動の中で違うキャンパス、他大学の方との交流の場も多く存在します。コミュニティの輪が広がるのは、自分の知らない価値観を知ることが出来たり、将来に必要なコネクションが出来たりします。このようなコミュニティは自分の為にもなりますし、何より楽しいです。
−最後に、新入生に一言お願いします。
個性の強い先輩が多く居て、みんな楽しく活動しています。
学園祭実行委員は外からではやっていることがわからないと思うので、興味があれば是非1度のぞいて見てください。
写真:世田谷祭実行委員より提供