2024年4月2日快晴の中、世田谷キャンパスにて2024年度東京都市大学入学式が挙行された。式典前の会場周辺では、新入生とその保護者が記念写真を撮影する姿が見られるなど穏やかな時間が流れた。
東京都市大学の前身である武蔵高等工科学校は、学生達による「もっと学びたい」という思いと、思いに応えた教育者、支援者によって設立された。野城智也学長は大学のルーツに触れ、「目的意識を持って4年間を過ごして欲しい。まだ将来が曖昧な学生も焦る必要は無い。今見えている範囲で仮に目的を定め、挑み、更新して進んでいけば良い。大学での学生生活が将来の基盤となることを願う」と式辞を述べた。学校法人五島育英会理事長の泉康幸氏は、この先多くの物事が待ち構える新入生に向けて、常に楽観的に進む考え方を説いた。泉理事長は「失敗しても自身を鼓舞し、新しい視点を見つけて次に進むこと、挑戦し続けることが重要である。先を見据え充実した学生生活にしてほしい」と述べた。続いて、後援会会長の阿部浩知氏、セコム株式会社元代表取締役社長の原口兼正氏、駐日オーストラリア大使ジャスティン・ヘイハースト氏から祝辞が述べられた。
式典を終えた新入生は大学学生団体の花道に迎えられガイダンス教室へ向かった。今年度からマスクを外しての勧誘が解禁された。新入生へ笑いかけ、お祝いの言葉を述べる先輩たちの様子があちこちで見られた。
4月、新たな年度の始まりに東京都市大学は新たな仲間を迎えた。彼らの歩みは可能性と出会いに満ちている。大学での学生生活が素晴らしいものになることを願う。