体育祭雨天のなか開催 2日目 団体戦

体育祭雨天のなか開催 2日目 団体戦

 2日目はバスケットボール、卓球、ボッチャ、バレーボールの4種目が行われた。学生及び大学職員が自由にチームを組んで出場でき、サークルや研究室、仲の良い友人同士での参加が目立った。

バスケットボール

バスケットボールの試合は3on3形式で行われた。多くのチームは試合の合間に本番と同じ形式で練習を行っていたが、スリーポイントシュートを練習しているチームも見受けられた。

 決勝戦はレブロンvs体育会メカニクスだった。試合は5点を先取した体育会メカニクスの優勢で進んでいた中で、試合終盤にレブロンが連続でスリーポイントシュートを決め逆転を果たした。会場は大歓声に包まれそのまま勝ちきるかと思われたが、すぐさま体育会メカニクスが見事なシュートを決め、再逆転した。そのまま試合終了となり7-6で体育祭メカニクスが1位の座を勝ち取った。

 レブロンは、普段はどこの団体にも所属しておらず、有志で集まったメンバーで構成されている。昨年優勝したレブロンは、2連覇を狙うために今年もこの体育祭に参加した。

 一方の体育会メカニクスは昨年は出場しておらず、ブランクがある中での参加だった。このチームは、体育祭実行委員のメンバーで構成されている。また、普段はバスケ部に所属しており、体育会メカニクスは体育祭に向けて簡単なシュートでも確実に入るような練習を積んだと言う。

 レブロンは試合後のインタビューで、「悔しい思いもあるがとても貴重な経験だった。来年リベンジを果たし、再び優勝の栄冠を手にしたい」と語った。来年もきっと熱い戦いを見せてくれるだろう。

バレーボール

 バレーボール(6人制)は、第一アリーナで2コート展開して開催された。ステージ奥やアリーナエントランスでは、ボールを用いてパス練習に励む参加者たちの様子が窺えた。薄着で肌寒かった記者も暖かく感じられるほどに白熱しており、参加者の強い闘争心を感じられた。ステージ側のコートには多くの観客が集まり、選手と共に一球一球の行方に一喜一憂しつつ、試合を盛り上げていた。

 決勝戦は、6人の「チョリソー」対5人の「としこー」で「チョリソー」に2名の女性選手がいることから、2点のハンデが与えられた2-0から始まった。序盤「としこー」はハンデを覆すべく猛攻し、4-4に並ぶ。その後も猛攻は続き5-8と3点差まで開く。中盤「チョリソー」が反攻し、14-17まで点差3点のままで食らいつく。このまま攻撃を強め17-18とついに一点差までに詰めよる。しかし、ここからラストスパートをかける「としこー」。このあと1点も与えることなく3点を獲得し、終始強力なスパイクが飛び交う熱戦は17-20で幕を下ろした。

 優勝チームの「としこー」は、バレー部から予定の合う5人を選抜した特別チームとのこと。試合後にお話しを伺うと「体育祭で恥をかかないように練習してきました。来年もバレーサークル「CUBE」に勝てるように応援をお願いします。」とすでに来年に向けた熱いコメントで、欠員など気にもしていない様子であった。

 2日間にわたって開催された体育祭は天候不良にも関わらず、キャンパスに普段とはまた違った活気を与え終了した。一方で、雨天による外種目の中止を残念がる声もある。外種目への期待は来年度開催へ持ち越された様子だ。年度の初めに行われる体育祭は競技を通じて人と人をつないでいる。開催に向けて奔走した体育会の尽力のもと、今年もまた新たな絆が育まれた。

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