2026年10月、本学と株式会社ミカフェートが連携して制作したオリジナルコーヒー「PANAMA KOTOWA CATURRA」が完成した。コーヒー豆の選定やパッケージデザインには本学の学生が参加しており、環境への配慮や学生の視点を取り入れた商品となっている。
今回のプロジェクトに携わったのは、環境学部環境経営システム学科ライフサイクル環境工学研究室の兵法彩准教授と、環境学部の学生たちである。兵法准教授の研究室では、ライフサイクル思考に基づく技術・システムの評価を通じて、環境負荷の把握や意思決定支援に取り組んでいる。
本学企画・広報課より兵法准教授にこうした研究内容とコーヒーをめぐる環境課題との関連性が高いとして声がかかり、今回のプロジェクトが始まった。コーヒーは身近な飲み物である一方で、気候変動による生産への影響や、抽出後のコーヒーかすの処理といった課題もある。兵法准教授は、こうした点に着目して企画に参加した。

▲完成したオリジナルコーヒー「PANAMA KOTOWA CATURRA」を手に取る兵法准教授と学生たち
今回使用されたのは、パナマ・ボケテ地区に位置するコトワ農園で生産されたカトゥーラ種のコーヒー豆である。ボケテ地区はパナマを代表するコーヒー生産地の一つであり、コトワ農園でも高品質なコーヒーが生産されている。コーヒー豆の選定では、学生たちがミカフェートによるコーヒーやサステナビリティに関するレクチャーを受け、複数のコーヒーを試飲した。酸味や苦味などの違いを比較し、多くの人が飲みやすい味を意識して豆を選定した。
パッケージデザインにも学生のアイデアが取り入れられている。コーヒー農園の山々をイメージしたデザインに加え、循環や環境との調和を「輪」のモチーフで表現した。また、描かれている双葉には環境を象徴するとともに、今後この商品が多くの人に知られ、広く親しまれる存在へと成長してほしいという思いが込められている。

▲本学オリジナルコーヒー「PANAMA KOTOWA CATURRA」
兵法教授は、今回のプロジェクトを学生にとっての学びの機会としても捉えている。コーヒーを生産から販売、廃棄までのライフサイクル全体で考えることや、企業が環境への取り組みをどのように商品へ反映しているのかを学ぶ機会になったという。
完成したコーヒーについて兵法教授は、多くの大学関係者に手に取ってもらうことを期待している。さらに、今回の取り組みをきっかけに、今後も本学ならではの商品が生まれることに期待を寄せている。

▲オリジナルコーヒーを手にする兵法教授とプロジェクトに参加した学生たち
本商品は、10月31日・11月1日に開催される世田谷祭で販売を開始する予定だ。学生が選定したコーヒーの味わいとともに、学生のアイデアや環境を意識したモチーフを取り入れたパッケージデザインにも注目してほしい。
・兵法研究室(ライフサイクル環境工学研究室)
https://heiholab-tcu.com/










